台風で車に傷がついたら自動車保険は適用される?

車の台風被害は自動車保険で直せるの?

こんにちは、火災保険申請ブログの筆者の石井です。今回は先日Yahooニュースに掲載されていた自動車保険のお話からしていきたいと思います。正確さを期すためにその文章を引用されていただきました。

台風で愛車に傷が… 自然災害のトラブルで自動車保険は適用される?

8/17(土) 14:10配信 くるまのニュース

愛車が台風被害に! 自動車保険は適応される?

毎年、夏から秋にかけて上陸することの多い台風ですが、強風や強雨で予期せぬトラブルが起こる危険性があります。過去の台風でも、強風によって飛んできた物が飛んでくる、大雨によって浸水するといったさまざまなトラブルが多発しています。では、実際に自分の愛車が台風の被害に遭った場合、自動車保険は適用されるのでしょうか。

気象庁が発表している「台風の上陸数」の統計によると、1年間のなかで7月から9月に上陸するケースが多いといいます。2018年では1年間の台風上陸数の5件すべて、2017年では4件中3件、2016年は6件中すべてが7月から9月の間に台風の上陸が集中しているようです。

この時期に、台風が多く発生する理由として太平洋高気圧が弱まるためとされています。
それまでの時期は、太平洋高気圧は南から日本を覆っており、台風が日本へやって来ても高気圧が壁のような役割を果たし、台風を日本へ近づけません。
しかし、7月から9月の時期は、太平洋高気圧が弱まるため壁がなくなり、台風が上陸しやすくなるのです。

そんな世間の休みと台風の発生が重なる時期では、台風を原因とするクルマのトラブルも増加します。
台風のなかでの運転は、強雨による視界不良や強風でハンドルがとられてしまうなどの可能性があり、注意が必要です。しかし、モノが飛んできたり木などが倒れたりなど、注意していても防ぎきれない偶然のトラブルも考えられます。

台風によって予期せぬトラブルが愛車に起きた場合、自動車保険は適用されるのでしょうか。
台風被害での保険適用について、ソニー損害保険株式会社の担当者は以下のように話します。

Q.台風による損害の補償内容について教えてください。

A.台風が原因の飛来物による損傷や水没などに対しては、損傷状況を確認した上で保険を適用します。トラブルの際はまずご相談して頂ければと思います。

台風は、自然災害のため対策すべきトラブルの予測が難しいとされますが、状況に応じて可能な限り対応するとのことでした。
ほとんどの自動車保険会社では、台風による損害という項目はインターネット上などで紹介されており、保険が適用される場合がほとんどのようです。

台風以外では、保険が適用されない場合も?

クルマに関係する保険は「自賠責保険」と「任意保険」があります。基本的に、台風によるクルマの損害は、任意保険で車両保険に加入していれば保険が適用されます。

自賠責保険では、補償範囲はすべて相手の身体に対する補償となっているため、自車の損害には適用されません。また、任意保険でも、台風以外の天災の場合は車両保険の補償対象外となる場合があります。
ソニー損害保険株式会社はホームページ上で以下のように説明しています。

「地震によって落ちてきた瓦がクルマに当たった場合など、地震によって直接生じたクルマの損害や相手方への賠償は、自動車保険では補償されません。

地震は一度に極めて巨大な損害を発生させる可能性があり、適切な保険料の設定が困難なためです。
なお、保険会社によっては、地震・噴火・津波によりクルマが全損となった場合に、一時金をお支払いする特約を販売していることもあります」

一概に「天災」といっても、地震や噴火や津波などについては保険会社ごとで規定が異なっています。
いつ何が起こるかわからない自然現象に可能な限り備えるため、自分の加入している保険の補償内容を改めて把握することが良いかもしれません。

一般的な車両保険の補償範囲を示したものでは「台風・竜巻・洪水・高潮」は補償しますとなっていますが、「地震・噴火・津波」は補償されませんとなっています。

津波と言えば東日本大震災を思い出す方も多いかと思いますが、あの津波で流された多くの自動車は保険適用外だったという事が分かりました。

地震保険では車の補償がされない

地震保険は、地震や噴火、津波で生じた住宅や家財の損害を補償する保険ですが、補償の対象は住居用の住宅や家財で、火災保険と一緒に加入します。つまり地震保険はあくまでも住居の補償であり、車の損害は対象外なのです。

車両保険の「特約」で地震の補償をしてくれる。

自動車保険には、自分の車を補償する「車両保険」というものがあります。
車同士の衝突や接触事故だけではなく、自損事故や盗難、火災、台風や洪水で車が損傷した場合に修理費用が補償されます。しかしこの車両保険、地震や噴火、津波による損害は補償対象外となっているのです。

しかし、車を日常的に使う方にとっては、地震によって生活の財産が失われてしまう可能性もあり、できる限り備えをしたいと思うのも事実です。そこで、保険会社では車両保険の「特約」として地震による損害を補償しています。

まとめ

●台風や洪水による被害はほとんどの自動車保険で補償される。

●地震保険では車の補償はされないが、自動車保険の車両保険の特約で地震による損害を補償しているケースがある。

いかがでしたか?自動車保険は台風にも有効な事がお分かりになりましたでしょうか?
ところであなたの住まいが台風や洪水の被害に遭った時に、特約付きの火災保険が役に立つ事はご存知ですか?

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